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2015.04.27

全ては、因果関係の積み重ね

 

ミト屋中村です。

 

犬の問題行動、それは病気でもない限り自然に起こっていること

ではありません。

 

犬の普段の行動は、行動とその後に起こった結果、その因果関係

の積み重ねで決まります。

 

例えば、

散歩に連れて行って欲しくてたまらない犬は散歩の気配を感じると

バタバタ騒ぐ。そしてそのまま散歩へ連れて行く。

 

そうなると、バタバタ騒いだ結果その直後に散歩に行けた、という

ことになり、バタバタ騒ぐことは良い結果につながると学習し、

常にバタバタ騒ぐ犬になります。

 

あるいは、

相手をしてほしいのでワンワン吠えたら、飼主さんがこっちをみて

くれた。そればかりか声をかけてくれた(叱っているのかもしれま

せんが・・)。

ワンワン吠えると良いことがあると学習し、なにかにつけワンワン

吠える犬になります。

 

あるいは、

食べてはいけないものを口に入れた時に飼主さんがそれを奪おうと

したが、うなって咬んだら飼主さんがあきらめた。

咬めば思い通りになると学習した犬はことあるごとに咬む犬になり

ます。

 

いい子になってねー、とお願いしたら犬はその道徳心から良い犬に

なろうとする。

留守番させるときに、ちゃんと帰ってくるからいい子にしてるんだ

よ、というお願いをしたら大人しく待っていてくれる。

 

そんなことは無い、と考えるほうがいいです。

 

犬の全ての行動は長い間の行動と結果の積み重ねによって作られ

ていると理解することが大事です。

結局は普段の生活習慣の積み重ねなのです。

 

トレーニングでは、犬の問題行動とその行動に対する正しい結果

を返す(犬の好ましくない行動には好ましく無い結果を返す)と

いうことを、何度も何度も繰り返し行います。

メモリーを書き換えるわけです。

 

そう考えると年齢を重ねた犬のメモリー書き換えには長い時間が

必要だということが分かります。

 

犬に人間と同じような道徳心や自律心、向上心を求めるのは無理

です。

そのようなものは無いと考える方がシンプルに躾を考えることが

出来ますよ。

その上で今一度生活パターンを見直してみてください。

 

問題とされていることの原因があっさり見えてくるかもしれませ

んよ!

 

ミト屋中村

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2015.04.23

肩の力を抜いてリードを持ちましょう!

 

ミト屋中村です。

 

今週は散歩苦手のトレーニングが2件ありました。

 

苦手と言っても色々ありますが、外に不慣れで怖くて歩けない

という苦手。

IMG_3177

このようなケースではリードの扱い方がひじょーーーーに

重要になります。

 

一言で言うと”張らず緩めず”。

犬が立ち止まり、不意に張ってしまっても、すぐに緩めて

やります。

 

外が不安な犬の心理を想像するのは難しいことですが、

イメージ的に近そうなのは「高所の一本橋」。

 

地上100メートルにある幅50センチくらいの一本橋。

 

そんなところを恐る恐る歩いている時にリードで引っ張られたり

したら、おいおいなにしてくれてんの〜!!ってしゃがみ込むし

かないですよね。

 

かといってゆるゆるに緩められて顔の周りをリードがちらちら

しても怖くて歩けません。

 

また、その橋がしっかりしているかどうかもわからないので、

前を歩いている人についていくしかないという心理になります。

ほれ行け!と後ろから急かされても当然進めません。

 

そんなイメージを頭に入れて接してやるのが良さそうです。

 

で、犬が止まった時は、リードを緩め、犬の側を向いて待ちま

しょう。背中を向けて待っているより全然動いてくれます。

犬が足下まで来たらそのまま前を向いて歩き続けます。

 

なので、こういう犬のトレーニング中はクルクル回りながら

歩くことになります。

 

ところで、ミト屋の入り口で時々見かける光景。

飼主さんがまだ入っていない状況で、犬に入るように促す。

ちょっと酷ですね。

 

外慣れしている犬にとっても未知だったり、不慣れな場所は

一本橋。

飼主さんが先に入って呼んでやればすんなり入ります。

 

リードを張らず緩めず。

全ての犬についての基本とも言えます。

肩の力を抜いて、リラックスしてリードを持ちましょう。

 

ミト屋中村

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2015.04.07

落ち着きを持たせたい

 

ミト屋中村です。

 

犬のトレーニングをしているとよーく要望されるんですが、

犬に落ち着きを持たせたい・・・

 

それだけ世の中に落ち着きの無い犬が多いということなんで

しょう。

 

この問題は普段の生活の仕方が影響していることがほとんど

です。

 

来客が有ると大騒ぎ、散歩に出かけようとすると大騒ぎ。

 

で、「◯◯ちゃん、落ち着きなさいっ!」って怒鳴ることに

なるんですが、相手は犬ですから言葉は通じません。

 

犬は行動と結果を関連づけて学習します。

 

興奮しているときに犬にとって望ましい結果が与えられ

続けると、興奮癖は治りません。

癖なので長く放置しておけばしておくほど習慣化し、治す

のに時間を要することになります。

 

例えば散歩に行く素振りを見せた時に犬は興奮します。

これは普通の反応です。

 

で、そのまま散歩に出てしまうと、散歩前に興奮する癖は

治らず、そればかりか興奮していれば良いことが起きると

いう学習をしてしまい、なにかにつけて興奮します。

 

ではどうするか。

 

散歩に行く素振りを見せて犬が興奮したら、その素振りを

中断します。落ち着いたら再開し、興奮したらまた中断。

 

玄関を出る時にまた興奮すると思いますが、興奮したら外へ

踏み出す足を引っ込める。落ち着いたら再開し、興奮したら

また中断。

というようなことです。

 

すごく根気が要りそうに思いますが、犬は非常に利口です。

“うまくやれば”あっさり理解します。

 

問題は“うまくやれる”かどうかです。

 

行動と結果を関連づけて学習すると先ほど書きましたが、

犬の頭の中ではこの関連付けが非常に素早く行われるようです。

 

重要なのはタイミング。

かなりニュアンス的なことなので、文章でコツを伝えるのは難しいです。

 

ミト屋では出張トレーニングもやっています。

 

犬ごとに有効なトレーニング方法が異なるので、その辺りを

見極めて、そのトレーニングのコツを飼主さんに伝えるのが

出張トレーニングの主な内容になります。

 

今回のテーマである「落ち着きを持たせたい」というような

問題は出張トレーニングのほうが良さそうです。

お困りの際はお気軽にご相談ください。

 

ミト屋中村

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